その着せ替え人形は恋をするの感想

この映画は、着せ替え人形のマリーが人間の男性と出会い、お互いに恋心を抱くストーリーです。人形ながら人間らしい表情や動きをするマリーに視聴者も心を惹かれます。

物語前半では、マリーが人間の世界に入り込む過程が丁寧に描かれています。新しい環境への不安な心情がよく表現されていると思います。そして出会った画家の男性との交流を通じ、マリーは人生へのあこがれを抱くのです。あどけない人形ながら、人間らしい想いを抱くマリーの姿に共感が持てました。

やがて2人の間に恋心が芽生えていきます。しかし、人形と人間の恋が許されるのか。社会の壁にぶつかる中、2人は決死の思いで結ばれるのです。運命の悲しみはあるものの、その純粋な恋心には胸を打たれました。差別という現実がある一方で、心の通じ合う喜びを感じ取ることができる作品だと思います。

感動したシーンは、マリーが「生まれ変われるなら人間になりたい」と語る場面。人形ながら人生を謳歌することへの思いが強く表れていました。生きることの素晴らしさとは何かを改めて考えさせられる瞬間でした。

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