#働く女性インタビュー
子育てと料理 子どもに伝わった想い

 2人のお子さんがいらっしゃる吉村さん。インタビュー中「自分の母親もこういうふうに想っていてくれていたんだろうか。」と考えさせられました。感謝の気持ちが生まれるお話です。

 

 

誰もが初めて。仲間が大切。

 

ー高校生までお子さんを育てた吉村さんですが、改めて“母”をテーマにお話し伺わせてください。

 

辞められないし、子どもは見捨てられない。どんなことがあっても、続けていかなければならないので、子育てって1番大変な仕事じゃないかなって思います。

 

特に初めて子どもを出産した時って、誰も何もわからないじゃないですか。自分の時間を好きに生きていたのに、赤ちゃんが生まれちゃうと、自分が思うように行動ができなくなりますよね。私は、同じ境遇のお母さん方と「自分だけじゃない」という感じで支え合っていました。

 

私が初めて子どもを産んだ当時はまだ携帯電話がなかったので、FAXでその時の悩みなど思いの丈を綴って、夜中に送りあっていましたね(笑)。その時の仲間っていうのは、今でも付き合いがあります。子どもがみんな同い年で、その都度みんなでいろんな話をしながら一緒に成長していくので、すごくいい関係です。子どもがいるからこその関係ですね。

 

 

 

料理を作り続けて伝わった、子どもへの想い

 

ーお子さんに料理をするときに意識することは?

 

長男がアレルギーが多くて、ナッツ類が全然ダメなんです。添加物や品質の悪い魚介類もダメみたいで、魚の練り製品も食べるとノドがかゆくなるんです。そうなると市販のものが使えなくて、おかずを一から調理しないと食べられません。

 

「これなら大丈夫かな」と思っても、「食べられなかった」と言ってお弁当のメインのおかずが残ってくると、「えー、じゃあ今日は何でご飯を食べたのかしら」って思うとかわいそうで…(苦笑)。高校生の男の子は、育ち盛りなのでお腹がすきますよね。おかずが食べられないとショックだと思うので、なるべく食べられて好きなものを作るようにしています。

 

子どもには、その想いがすごく伝わっているみたいなんです。時間がなくて全部たべれないと、お部屋でこっそり食べてからお弁当箱を戻してくることも。残した時は「すみません、時間がなくて食べれませんでした」って言ってきます。

 

 

 

料理より大変なもの

 

ーご飯を作るのがしんどいときはないですか?

 

子どもたちの学校が遠いので、朝も早く起きなきゃいけないですし、大変ですね。

 

 

ーどう気持ちを盛り上げるんですか。

 

子育てしていてお弁当作るのは大変だけど、子育てや家族のケアって精神的な部分でも大変なことが、もっとあるんですよね。支えたくても、なかなか想いが伝わらないとか、私が努力してもどうしようもないことがたくさんあって。お弁当なんて手をかければできることなので、お弁当作りなんて…大したことではありません(笑)。

PROFILE

吉村幸子(よしむらさちこ)

 

鎌倉の自宅で料理教室を運営。ニューヨークにて、料理家ひでこコルトンさん主催「NY*おもてなし料理教室」認定講座終了。同校のメニューを中心に、鎌倉野菜をたっぷり使った世界各国の料理を紹介する。高校生の子どもを2人持つ。

 

鎌倉インターナショナルクッキング

 

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