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#働く女性インタビュー
LGBT活動家の仕事とは

西原さんは現在、LGBT活動家の仕事で生計を立てています。
スーツケース1つで上京したのは4年前。人知れぬ苦労があったはずです。
今回のインタビューでは、幅広い活動の中からメイクアップスクール「乙女塾」と、2017年1月に開催されたイベント「LT」について伺います。
 
 
 
 
 
現在の活動について
 
ー 運営している「乙女塾」について教えてください
性同一性障害(トランスジェンダー)の人のための、メイクアップスクールです。メイクの実習から、メイクした後の写真撮影まで行っています。
“キレイになった姿を写真に残しましょう”というコンセプトです。
 
 
ー メイク指導も行っているのですか?
私は運営側なので、メイク指導と写真撮影はプロの方にお願いしています。
私も最初はメイクの知識が少なかったのですが、プロの方に教わりながら練習するようになりました。
 
 
 
 
ー どんな時にやり甲斐を感じますか?
今までメイクをしたことがなかった人も、回数を重ねるごとにキレイになっていきます。その姿を見ると、やっててよかったなと思います。
 
 
ー 乙女塾は生徒さんたちにとって、どんな場所であって欲しいですか?
トランスジェンダーの人は、「誰にメイクを教えてもらったらいいか分からない。」「女の子になりたいけど勇気がない。」という人が多いです。
乙女塾は、そういった人たちの背中を押す場所になったらいいなと思います。
 
 
 
2017年1月に開催されたイベント「LT」について
(※インタビュー時は開催前)
 
 
 
 
 
ー 企画・運営に携わっている「LT」とは、どんなイベントですか?
L(レズビアン)とT(トランスジェンダー)の為のイベントです。LGBTは一括りで見られることが多いのですが、意外と交流することは少ないんです。
なので、女の子同士で楽しいことをしよう!という試みです。
LかTの人しか参加できない一夜限りのガールズナイトは、日本で初めてだと思います。
 
 
ー トークショーに出演されるそうですが、イベントを通して伝えたいことは?
女性として生きる事は楽しいので、それをみんなで共有できたらいいです。
 
 
 
 
LGBT活動家の目線から
 
トランスジェンダーの方が感じる、世間からの偏見・差別について教えて下さい。
 
ー どんな時に感じますか?
具体的に上げたらきりが無いですが、同じ人間として見られていないんじゃないか?と感じる時があります。
いちいち気にしませんが、見せ物として扱われたり、面白がられることが続くと人間不信になってしまいます。
 
 
ー 偏見や差別が生まれてしまうのは何故だと思いますか?
自論ですが、他人を受け入れられない感情が生まれるのは相手のことをよく知らないからだと思います。
例えば、見ず知らずの人が突拍子もない格好をしていたら怖いかもしれないですけど、それが家族だったら怖くないと思います。
それと一緒で、相手の事をよく知らないから壁が生まれるのだと思います。なので私は、まず自分を知ってもらうことを意識しています。
 
 
ー まずは知ることが大切なんですね。
そうですね。お互いのことを理解したら、壁もなくなるのではないでしょうか。
トランスジェンダーが珍しいのはわかりますが、同じ人間ということを忘れないで欲しいです。
 
 
 
 
 
LGBT活動家として、多忙な日々を送る西原さん。
プライベートでの息抜きをと聞くと、「美味しいものを食べたり、友人と遊んだり、ごく普通のことです。」と答えてくれました。日常を大切にすることが仕事のバイタリティーに繋がっているそうです。
 
 
彼女を知っていくうちに、“私たちと何も変わらない同じ女性”という、当然のことに気づかされました。 
次回のインタビューでは、現在に至るまでの経歴を伺います。
 
 

 

PROFILE

  西原さつき(にしはら さつき)

 
LGBT活動家。
タレント活動・コラムの執筆・イベントやメイクアップスクールの運営など、多岐にわたり活動。
 
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