#働く女性インタビュー
“ピンチ”の扱い方ひとつで人生は変わる

  「結構、泥臭いことをしています」
 
そんな雰囲気は微塵も見せない、日中美容研究家の濱田文恵さん。仕事のこと、恋愛のこと、そして将来のビジョンを伺いました。
 
 
どんな活動をされているんですか?
 
私自身がメイクとかスキンケアとか、“ 美容 ”を通して人生が変わったんです。なので、私のように悩んでいる方に「小さなきっかけを届けられたらな。」と思って、個人向けにメイクやスキンケアのレッスンをしています。
 
一般的に、日本にある美容系の情報は“ 西洋の考え ”をもとにしているものが多いんです。ですが、私自身は東洋の中医学にもとづいたアドバイスをしています。
 
 
なぜ日中美容研究家に?
 
母方が中国なので、小さい頃から母や祖母に「あれはしちゃダメだよ」「これはしちゃダメだよ」と、中医学を基礎にした豆知識を教えこまれていました。自分が美容を学ぶまではあまり意識したことは無かったんですが、学べば学ぶほど「あ、これお母さんが教えてくれたことだ」ってわかるようになってきたんです。
 
美容って、掘れば掘るほど中医学に繋がっているんだな、ということを実感して「中医学って面白いかもしれない」って思ったんです。
 
 
中国の女性の美しさは、中医学が基礎になっているんですね。
 
もともとは綺麗だったはずだと思うんですが、最近の中国の女性の肌事情は壊滅的なんです。その理由は海外から入ってきた西洋美容の流行が原因だと考えています。“ 西洋美容が悪い ”という意味では無くて、流行の商品は輸入されて中国に入ってきているけれど、“ 正しい使用方法 ”が伝わっていないんです。
 
例えばピーリング。日本の女性は角質をポロポロ落とすときに“ ゴシゴシ強くこすってはダメ ”ということを知っていますよね。でも、中国の女性は知らない方も多いのが現状です。さらに、“落とす→潤す→保湿する”というステップも、浸透していません。日本の女性にとっては考えられないことかもしれませんが、日本では“ 普通 ”なことが中国では知られていないんです。
 
なので、いずれは日本の最先端美容を中国の女性に伝えつつ、きちんと正しい知識や使い方を教える架け橋になれたらいいな。って考えています。そんな想いをこめて、日中美容研究家として活動をしています。
 
 
“美容”が人生を変えた。って、どんな経験をしたんでしょうか?
 
社会人になったばかりの頃、すごくひどい肌荒れを起こしたんです。理想と現実にギャップがあったんでしょうね。きっとそれが原因で、膿んで、痛くて、スキンケアもできない肌荒れをしました。もちろん、メイクなんてもってのほか。とにかく治りませんでした。もちろん病院へ行けば炎症を抑える薬をもらえて、一時は治るんです。でも、薬をやめるとまた出てくる…。その繰り返しでした。「根本からしっかり治したい」と思ったんです。
 
すがるような気持ちで、日本化粧品検定を本格的に学び始めました。すると「あ、こんなメカニズムがあったんだ」と知ることができて、化粧品やスキンケア用品も、値段やパッケージに踊らされること無く、自分で選択できることに気付けました。知識を身につけるに比例して、少しずつですが肌荒れを根本から解決することができたんです。
そこから「これも知りたい、あれも知りたい」と、知識を深めたくなって、どんどん“ 美容 ”にのめり込んでいきました。
 
 
もともと“美容業界”で働いていたんですか?
 
布団を売るwebデザイナーをして、化粧品を作る広告代理店に勤めて、今があります。今に繋がったきっかけは“美容雑誌の公式ブロガーへの応募”です。知識が身につくことによって「人に教えたい」と思うようになったこと、自分の肌がきれいになったこと、この2つが自信になり、応募することができました。
 
と言っても、まさか選ばれるとは想像もできなかったので、編集部へ送る参加表明メールの返信は締切ギリギリでした。ダメ元でファッション誌の編集部に「まだ間に合いますか!?」って前のめりで電話して。笑 恥ずかしいし、必死で、かなり泥くさい姿だったと思います。でも、結果的にその行動が今に繋がっているので「電話をする勇気を持てて良かった。」って、心から思います。
“ ほんのちいさなきっかけでも、人生は変わる ”と実感できた経験でした。
 
 
ピンチの扱い方で人生は変わりますね。
 
そうだと思います。でも、むやみに「明日から変わろう」とか「明日から自信を持とう」と思っても、たぶん難しいと思います。そこに根拠がないと、自信なんて持てないですよね。肌のターンオーバーと同じで、変わるには時間だったり、努力だったり、積み重ねが必要だと思います。
 
 
コツコツ努力を積み重ねること自体が難しそうです。
 
私はもともと頑固な性格なんです。良い意味で諦めが悪いというか。笑 でも、そんな性格だったおかげで今に繋がっている気がします。もちろん落ち込むことも、上手くいかないことも、ストレスもあります。それが溜まってしまったせいか、今年の1月には10円玉ハゲができてしまいました。笑
 
 
かなりのストレスだったんですね。今も悩みを抱えることもありますか?
 
あります、あります。楽しいだけじゃありませんでした。笑
頭では理解していても、技術が追いつかないことがあると、まだまだ力不足を感じて落ち込むこともあります。お客さまが目の前にいるのに、情けない…って。まだまだカバーしきれない自分に腹が立ちます。
 
そんな自分なので、お客さまの声にすごく助けられています。「また会いたいです」とか「濱田さんのブログはためになるから読んでます」とか、そんなメッセージをくれると「は~♡保存♡」みたいな。めちゃくちゃ嬉しくて、とにかくプリントアウトしています。笑
 
 
そこまでされているんですか!?笑
 
そうですね。自己満ですが、お客さまの声が私のエネルギー源です。本当に嬉しいんです。
 
 
 
 
【東洋美容とは】
「体に異変が起きている=必ず体のどこかに不調が起きている」という考えのもと、漢方や薬膳などの医食同源を用いて、体内の根本的な原因にアプローチを行う。表面的な解決ではなく、深部からの改善を目的とする美容法。
 
 
 
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PROFILE

 濱田 文恵(はまだ ふみえ)

 
日中美容研究家。自身の人生を変えた「美容」に魅了され、出身地である中国の中医学を基にした東洋美容や食事法などの伝統美容を中心に研究を行う。12種類のビューティー系資格を取得。

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