#働く女性インタビュー
“正しい評価”は他人の声。実力主義のアコーディオン奏者 吉岡里紗

 アコーディオン奏者の吉岡里紗(よしおか りさ)さんは、瞳を三日月の形にして笑うチャーミングな女性。一方で、12キロの重さがあるアコーディオンを奏でる姿からは、圧倒される程の勇ましさを感じます。
そんな、可愛らしくもあり、強くもある彼女に8centiが密着しました。 
 
 

「私なんてまだまだ初心者です」

 

 
はたから見れば、輝かしい生き方をしている彼女。けれど、実際の彼女はとても謙虚で現実的でした。「評価してくれるのは自分じゃなくて他人だから。やっぱり人に評価してもらえる実力をつけないと。」
 
 
時間を忘れてしまうくらい、楽しい
 
奏でるものをピアノからアコーディオンに変えて2年。実力をつけるためにも、生活のほとんどをアコーディオンに費やしています。
 
それでも“やりたい”と思えること、“楽しい”と思い続けられることに出会え、仕事として突き進むことができる。同世代の女性にとって、羨ましく見える姿ではないでしょうか。
 
 
最初から見えてた道じゃない
 
アコーディオン奏者として、活躍の場を広げている里紗さん。ですが、最初から思い描いていた道ではありませんでした。
 
小学5年生から「ピアニストになりたい」という夢を持ち続け音大へ進んだものの、「卒業したらどうなるんだろう?」という不安があったそう。周囲から「先生」の道をすすめられるものの、自分自身で納得することはできず、模索を続けていました。
 
その中で始めた、ジャズバーでの演奏。輝くステージを目の前にするも、コードがわからない里紗さんは相手にしてもらうことさえ出来なかったそうです。
次第に“理想と現実”の差がみえ、そのギャップに疲れたこともあったんだとか。
 
 
人との縁
 
模索する中で里紗さんを救ったのは、アコーディオンへの転向。そして、人との出会いでした。
ターニングポイントは“人生の恩師”と呼べる人に出会えたこと。その出会いをつかむことができたらかこそ、そこから繋がる縁を必死に手繰り寄せて、彼女はやっと今スタートラインに立てています。
 
 
「チャンスの神様は前髪しか無い」という言葉があるように、その一瞬のチャンスをつかみ、紡ぎ、今に繋いでいる里紗さん。模索をしながらも、迷わず飛び込む勇気。掴みとる姿勢は、同世代の私たちが学ぶべき姿です。

 

PROFILE

 吉岡里紗(アコーディオン奏者)
 
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幼少からピアノの英才教育を受けるも、社会に出てあまり役に立たないことに気づく。
20代はひたすらバイトで飢えをしのぐ生活。三十路手前、そんな生活から心機一転、いつでもどこでも演奏が出来るアコーディオンに挑戦。
 
今は、自身も好きであるあらゆる酒場へ行き
“アコーディオンりさ”として演奏して飢えをしのいでいる。
 
〈受賞歴〉
ショパン国際ピアノコンクール in ASIA 優秀賞受賞。
関東アコーディオン交流会 独奏・重奏部門第1位。
 

 

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